★CD HITS 3月号★


'99年第1弾シングル「Precious Time」完成!
情緒あふれるドラマチックなウインター・ラヴ・ソング

SPEEDの'99年第1弾シングルは、寒いこの季節にぴったりな、ミディアム・テンポのラブ・バラード。
等身大で歌われるせつない恋に、あなたもきっと心を温めてもらえるはずだ!


何者にも替えられない"かけがえのない、大切な時間"
 前作『ALL MY TURE LOVE』のリリースから約4ヶ月。SPEEDのニュー・シングル『Precious Time』がリリースされた。もちろんこの新曲、SPEEDの'99年第1弾シングルにふさわしい傑作だ。
 曲調はミディアム・バラード。プロデューサーであり、詞曲を手がけた伊秩弘将氏によると「『STEADY』『White Love』に続くウインター・ラヴ・ソング第3弾」とのこと。なるほど、この中で描かれるせつない恋は、寒さに凍える今の季節にぴったりな、心を温めてくれるものだ。
 ひとつの恋が終わって傷ついている女の子が、ふと、身近にいた男の子の真摯な愛情に気づく・・・・・そこから『Precious Time』="かけがえのない、大切な時間"と呼ぶに値するふたりの日々が始まる。ストーリー仕立ての歌詞は、4人の、等身大サイズともいえるもので、メロディーに乗るとよりリアルなメッセージとして響く。
 それでいて、バックトラックにはブラックフレイバーが感じられ、スマートな印象を与える。「昨年1年間のSPEEDのサウンドでは、ピュアなものを追求した」と伊秩氏は語っているが、今回はシンプルなビートが心地よく、しかもコアなリスナーにも受け入れられるであろうサウンドに仕上がっているのだ。
 4人のメンバーは、『Precious Time』についてこうコメントしている。
多香子「SPEEDって純粋な恋の歌が多いけど、これもそうです。女の子のせつない気持ちを歌っています」
寛子「すごく大人っぽいメロディーの曲。詞はすごくきれいなうえに、ストレートでわかりやすいです。女の子の気持ちっていうか、ある人の出来事をそのまま歌詞にしたような感じですね」
絵理子「ストーリー性があって、そのままドラマにしてしまえそうな曲です。それでいて、子供から大人まで、みんなが共感できるような歌詞と曲調だと思いますよ」
仁絵「『My Graduation』+『STEADY』という感じの歌ですね。でも、メロディーは『White Love』に近いのかな?イメージとしては、大人っぽい中にも子供の素顔が見えている、というような感じですね」
 『Precious Time』・・・・・"かけがえのない、大切な時間"という意味を持つこの言葉。何ものにも替えられない、あなたにとっての『Precious Time』とは一体どんなものですか?そんな質問には、こう答えている。
多香子「友達と遊んでいるときかな。とっても楽しいです」
寛子「親や友達など、信頼できる人たちと一緒に過ごす時間。大切だなと思えるからこそ、過ぎてしまう時間は、あっという間に感じられるんですけど」
仁絵「私も、お友達と一緒に過ごす時間がとっても大切ですね。とはいえ、ひとりで過ごす時間も大切だ、なんて思ったりもするんですけど。案外、ひとりでいるのが好きだったりもするんですよね、私(笑)」
絵理子「友達と話をしている時間とかは、やっぱり大切だなーって思えます。でも、ライブをやっているときも、私にとっては『Precious Time』ですよ!」
 一方、カップリングの『季節がいく時』は『Precious Time』とはうって変わった、アップテンポで弾けるような曲だ。
 しかし、そこで歌われてるのは、"季節がいく時に、あなたはいない"という、涙を誘うテーマ。最終的にこの曲の主人公は前向きな気持ちを持つのだが、それでも、そこに至るまでの空虚な思いは哀愁に満ちている。
 前向きになっては行くけれども、そこに行き着くまでにどことなく寂しさが漂う歌詞と、明るくポップな曲調とのギャップが聴く者をひきつけるこの曲について4人は語る。
絵理子「ノリがよくてすごく歌いやすいですね。歌詞の主人公は、失恋していて、寂しい感じもあったりするんですけどね」
寛子「でもサビのところでは、前向きなSPEEDらしさを感じられると思いますよ。大地に足をつけてちゃんと進んでいく、というような。それにしても、後半の♪放課後のチャイム〜というフレーズ。私はこんなにステキな表現が浮かぶ伊秩さんって、本当にすごい!!と改めて思いましたよ」
仁絵「私はこの歌、春に向けて歌っている感じだと思います!」
 タイトルチューンの『Precious Time』がEPSON"カラリオ"のCMソングなら、カップリング曲の『季節のいく時』は映画『ドラえもん のび太の宇宙漂流記』の主題歌に決定してる。映画館の大きなスクリーンから流れるそのとき、歌詞の深い意味までは追求できなくとも、きっと映画を観に来た小さな子供達も、何かしら感銘を受けるだろう。それくらい、『季節がいく時』は心の奥底に訴えかけるものがある。
 強力な2曲を収録したこのシングルから、'99年のリリース活動をスタートさせた4人。
多香子「今年はさらに実力をつけていきたいと思っています」
絵理子「1日1日を大切にして、ゆっくりとあせらずに進んでいきます」
寛子「今以上に、上を目指していきたい」
仁絵「実力を上げて、いろんなことにさらに挑戦していくつもり」
 と'99年スタートダッシュの意気込みは十分だ。まずは今回のシングルで、そんな4人のメッセージを感じよう!



この特別ライヴのために4人はアイデアを満載!
 「ただいまぁーッ!」
 おきなわの会場に向け、4人はライヴスタートの挨拶として、そう叫んだ。その一言には初めて生まれた故郷の沖縄で凱旋ライヴを行うことができるうれしさ、喜び、興奮といった、4人の感情のすべてが込められているのが感じられて。客席も「おかえりィー!」「待ってたよォーッ」なんて歓声&感動のルツボ状態に。
 ああ、今夜はSPEEDにとっても、会場のみんなにとっても、スペシャルな夜なんだってヒシヒシと感じたのもつかの間。次々と繰り広げられる歌・ダンス、そして構成は、去年の「RISEツアー」をベースにしつつ、要所要所に4人のスペシャルな気持ちを表現する特別アイテムが組み込まれた、まさに「ふるさと・沖縄スペシャル」
 、まず、1曲目が「Go! Go! Heven」だったことに始まり、オープニングの初お目見えの金ラメの衣装は、「私たちのアイデア」(寛子)だったし、ライヴ前半にはシングル「ALL MY TURE LOVE」のC/Wであるソロ曲を寛子ちゃんと絵理子ちゃんが、それぞれ披露するシーンもプラスされてたし。
 さらに中盤では、恒例の4人が私服で登場するコーナーで、ノースリーブの赤のロングワンピをきた仁絵ちゃんが「この服はね、今回沖縄に帰ってきてからオーバ(那覇にあるファッションビル)のバーゲンセールで買いました」なんて、さすがジモティーって発言をすると「お母さんと買い物に行って、友達とカラオケ行って、あと(通った)学校に行ったら、なんかちっちゃく感じた」(寛子)。「私も学校行って。SPEEDやってなかったら、ここに通ってんだなあってシミジミしちゃった」(多香子)って感じで、地元話がゾクゾク登場。
 4人ともすごくリラックスした雰囲気で、絵理子ちゃんが「沖縄に帰ってくると、このお店で長時間ネバッて『もう来るな』ってオバサンに言われたなあとか、思い出がよみがえるね」というと、「いろいろみんなで悪さしたりしたよね(笑)」(多香子)なんて発言も飛び出したりなんかして!
 後半には、「Body&Soul」でもジャンプや、「White Love」で客席が白い手袋をつけて♪果てしない〜♪のとこのフリマネなど、ステージと客席が一体化して盛り上がるなか、「I'll Be All Right」では絵理子ちゃんがイキナリ側転! とすかさず多香子ちゃんも側転! (感激!)
 さらにアンコールでは4人がバンドメンバーに「お願いします」って頭をさけてくれた、予定してなかった曲まで熱唱&ステージをソデからソデに走りまくるパフォーマンス。Wアンコールラスト曲「Kiwi Love」で、4人が地元のお友達を30人ぐらいステージの上に引っ張り上げて一緒に踊ったのも、4人が今夜のために考えたアイデアだった。
 そして・・・・・最後にステージ上の4人とバンドメンバー、客席のみんなが自然発生的大拍手の渦に包まれたのは、感動と感激をわかち合えた実感が、その場にいた全員にあったからこそ。「また東京でガンバってくるねっ」「見守っててねー!」そんな言葉を残してステージを去っていく4人。それは、このライヴがSPEEDの今後の活動に原動力になるはずだと、確信できた瞬間だった。



LIVE REAL REPORT
1999.1.15(金)沖縄コンベンションセンター

デビュー当時から、4人の念願だった沖縄での凱旋コンサートは、ファンの「お帰り」という温かい声の中スタートした!!


4人の自信と成長が見えたステージにファン熱狂!
絵理子「こんなに早くできると思ってなかった」
寛子「あと2年ぐらい先かなって」
多香子「とにかく夢だった」
仁絵「早く友達や親戚に見せたい」
 と、開演前からヤル気十分の4人が見せてくれた地元・沖縄コンベンションセンターでの凱旋コンサートは、昨年、全国ツアー"RISE"を大成功させた4人の、自信と成長が伺える最高のステージとなった。
 オープニングの衣装を、少しずつデザインの違うゴールドのパンツルックにしたことも、オープニング曲を『Go! Go! Heven』にしたことも、4人のアイデアだった。「ほとんど私達のアイデアを使ってもらってて、"RISE"ツアーより、自由な感じでできて楽しかった」(寛子)という。そのうえ、「MCも、いつも舞台監督さんと相談してきたんですけど、沖縄では、そのとき思ったことを話せばいいよねって、とくに決めてなかった」(多香子)それで、昔、イタズラをした沖縄の頃の話や、コンサート前、ひさしぶりの沖縄を、友達や家族と満喫した話・・・そして、絵理子は通っていた小学校の朝礼で、「夢をあきらめないで」とスピーチした話まで、飾らず、ホントに気さくに、楽しげに語ってくれた。
 でも、「自由の中にも"踊りはビシッと見せよう"っていうルールを決めてたんです」(仁絵)というように、ダンスシーンでの4人は、一糸乱れぬという言葉がピッタリ。ヒット曲のオンパレードがうまく組み合わさった、見て聴いて踊ってよしの大盛り上がりのステージ。
 「ステージから客席を見たとき、"あー応援してくれてるんだ"って身近に感じられてうれしかった」(絵理子)と、4人は地元・沖縄のファンの声援をパワーに、迫力のステージを最後まで見せてくれた。
寛子「あと2日ぐらいできそう。シャイな沖縄の人がノッてくれて、うれしかったです」
絵理子「私もあと2日ぐらいできるかなって思いました。すごく時間が早かった」
仁絵「おかあさんに『今まで見たことない笑顔だったね』っていわれました」
多香子「不安や緊張もあったけど、いつもと違うノリもあって楽しかった」
と、4人とも大満足でステージを後にした。