無の空間の中に混沌たるカオスが誕生した。
次いで大地のガイア、暗黒のタルタロスが誕生した。
カオスから闇のエレボス、夜のニュクスが誕生した。
夜の女神ニュクスはエレボスと交わり光の神アイテルと昼のヘメラを生んだ。
大地のガイアは天空神ウラノスと山と海のポントスを生み、後、ウラノスと交わり十二神たるティータン神族が誕生した。
次いで、巨人族が誕生した。
だが、ウラノスが巨人族をガイアの体内に戻してしまった為ガイアは苦しみ、ウラノスを殺すよう子らに命ずる。
末子であるクロノスが役目を聞きいれウラノスを殺害する。
その時ウラノスの性器が海に落ち美と愛のアフロディテが誕生した。
ウラノスの身体から流でた血潮は大地に浸透した為ガイアからは復讐の女神エリニュスと巨人等が誕生した。
クロノスはウラノスに代わり天界の神となり、まずレアと交わり火の女神ヘスティア、
豊穣の女神デメテル、女王ヘラ、冥府の神ハデス、海王ポセイドン、全能神ゼウスを生む。
だが、クロノスは子らにより地位を奪われるという予言を恐れ、全ての子らを飲み込む。
しかし、ゼウスのみはガイアの知恵でレアが石をゼウスと偽りクロノスの口に入れた為助かった。
ゼウスは土地のニンフの手により育てられ、
精霊クレタスがゼウスの泣き声が天界に届かないよう槍で盾を打ち鳴らし守護した。
成長したゼウスはガイアに教えられたようにして兄弟を吐き出させる。
まず石が吐き出された為、ゼウスが長子となる。
後からポセイドン、ハデスと兄弟が全て吐き出された後、ゼウスらはティターンに対し宣戦(ティタノマキア)する。
決着がつかない為ガイアに相談したゼウスは、ウラノスにより閉じ込められたヘカトンケイル(百腕巨人)とキュクロプス(一眼巨人)を解放して味方につける。
巨人族はお礼にゼウスに稲妻、雷鳴を贈り、この武器でティターン神族は打たれ降参した。
ゼウスはティターン神族を暗黒神タルタロスに封じた。その為、後までタルタロスは神々の牢獄となる。
ティターン神族の一人であるアトラスのみは天空を支える役目を負わされた。
ゼウスは知恵の神であるメティスと交わる。
だが、ガイアからメティスはゼウスの地位を奪う神を生むと予言されていた為メティスが子を宿すと飲み込んでしまう。
これ以後ゼウスは知恵の神ともなる。
腹の中でメティスの子は大きくなりやがてゼウスの頭より戦いの女神アテナが誕生する。
ゼウスはティターンの一人掟の女神テミスと交わる。
彼女からは奇跡の三柱ホライ達と運命の三柱モイライ達クロート(運命を紡ぐもの)
ラキシス(分け与えるもの)アトロポス(不可避のもの)が誕生した。
ゼウスは豊穣の女神デメテル(妹)と交わり女神ペルセポネを生む。
ペルセポネはゼウスの策略によりハデスの妻となる。
ゼウスは記憶の女神ムネモスネと交わる。子は詩の女神の九柱の女神ムサイである。
ゼウスは女神レトと交わる。
だが、ゼウスの妻ヘラはレトが生む子が後にオリュンポスの神となると知りお産を妨害する。
その為レトは分娩の場所が無く海面に漂う岩塊でアポロンとアルテミスを誕生する。
アポロンはこの浮島をギリシャの中心エーゲ海の真ん中に固定しデロス(光り輝く島)という名を与える。
ゼウスとヘラからは青春の女神ヘベ、お産の女神エイレイテュイア、戦神アレスが誕生する。
ヘラは後、一人でヘパイストを生む。
この神は足が悪かったので、ヘラは他の神々に失敗が知られるのを恐れ天上から投げ捨てた。
だが、ヘパイストは水の神に助けられ技術の神となる。ヘパイストはヘラに黄金の椅子を贈り、
その椅子に座ったヘラは椅子に呪縛された。
どの神々も呪縛を解くことが出来ない為神々はヘパイストを天上へ向かえアフロディアを妻に与える。
ゼウスはマイアと交わる。マイアから誕生したのは窃盗の神、旅人の守護者、冥府への案内人たるヘルメスである。
次にゼウスは人間と交わる。セメレからはディオニュソス(バッカス)が生まれ、
アルクメネからはヘラクレスが生まれた。
ディオニュソスは生まれたときから神であったが、ヘラクレスは人の子として生を受ける。
ヘラクレスの生涯はヘラの悪意ある嫉妬に苦しめられた。数々の冒険を行ったヘラクレスは最後に妻の嫉妬で毒を盛られ、
自ら薪の山を築き火の中に飛び込んだ。
天に上ったヘラクレスはゼウスの仲介によりヘラと和解し、
ヘラの娘、青春の女神ヘベを妻に頂きオリュンポスの神の一員となる。
こうして天空の神々は揃い、ついにガイアとの決戦へと移る。
初めに巨人と戦うが、この巨人は神の力では倒すことは出来なかった。
何故ならこの巨人達は父たる神より流でた血より生まれたからである。
そこでゼウスはヘラクレスを呼び戦わせる。この日の為にゼウスは人の子との間にヘラクレスを誕生させたのである。
ゼウスの期待通りヘラクレスは巨人を全滅させた。
ガイアは次にタルタロスと交わりテュポンを生む。
この怪物は巨大で上半身は人間、下半身は蛇であり肩からは無数の竜が生えていた。
この怪物を見た神々は恐ろしさのあまり姿を動物に変え逃げだした。
ただ一人逃げずにいたゼウスは稲妻で応戦したが手足の腱を切られてしまう。
ゼウスは捕虜とされ、腱は隠されたがゼウスの息子のヘルメスが腱を盗みゼウスを救出する。
ゼウスはテュポンの隙をつき火山の下敷きにした。